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下水道の来ない村に水洗バイオトイレ&雨水利用

下水道の来ない村に水洗バイオトイレ&雨水利用

下水道の来ない村に水洗バイオトイレ&雨水利用

多賀町にある静かな村、桃原(もばら)。
当時はスキー場もあり宿泊施設もあったようです。
また桃原ゴボウという京都錦市場などでも取引されていた高級なゴボウの産地でもありました。静かで空気もおいしいいい村ではありますが、どんどんと人はまちへと降りていかれています。しかし熱い思いをもっていらっしゃる方は多いようで、桃原ゴボウの復活をさせたりと数年前から活動が始まっています。錦市場での取引も少しづつもどってきているようです。
そんな思いを持つ皆さんが集う拠点にトイレを改修したいとご相談を受けお手伝いをさせていただきました。
下水道が来ない地域だし、水もそんなに豊富にあるわけではない。またせっかくなので自然の循環にあった方法で考えられないか。とお施主様らと検討。
そして出会ったのがウォータスという水洗のバイオトイレ。これを古民家の中に取り込んでみた。また手洗いの水は雨水を利用できるよう雨水の集水タンクを設置し配管してみました。さらに内装はお施主さんが地元桃原の杉を伐採されストックされていた木を利用し張りました。見学したい方はご一報ください。

これなに。。。?

手洗いの上を見上げると、

既存浴室の天井
既存の浴室は五右衛門風呂でした。
浴室には建物内に向けて窓があり、
追い焚きしたいときは
窓から家族を呼ぶ
『お〜〜〜〜い!お風呂沸かして〜〜〜』と。
浴室外の焚口から薪に火をつけ追い焚きをしてもらう。
そんな浴室でした。
その天井には、
湯気や熱気を外へ排出できるように天井面を寄せて上げて換気できるように作られていました。
一見、変わった天井だな。とは思うものの作る大変さは、作ったり作っているところを見ている人にしかわからないと思います。
そんな天井を見ていただけるように残しました。
既存の板面は脂分がだいぶ抜けた感じでしたが、クリアオイルを塗って拭き取っていただくとしっとりと蘇ってくれました。

手洗いの壁も地元桃原で育った杉の板張りです。

手洗いには雨水を利用‼️

雨水タンク
トイレの手洗いには、雨水を利用できるよう雨水タンクを設置しました。
これは当初よりお施主さんからのご要望もありましたが、
実際に設置しますといい感じに機能してくれました。
水洗バイオトイレにも初期起動時には約700リットルの水が必要になりますが、先行して雨水タンクを設置できたのでバイオトイレに入れる水もこの雨水が利用できました。
設置しているタンクは1tタンクですが、屋根面が大きいためすぐにいっぱいになります。とても有効的に利用できています。
満水になっても自動的に雨水として排水されていきますので問題ありません。
この雨水タンクや機能についての詳細は、蒼いびわ湖 村上さんにお問い合わせいただくとわかりやすくご説明いただけます。

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