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生まれてから60年以上いっしょに暮らした家

生まれてから60年以上いっしょに暮らした家

生まれた時からあった家。どうしても壊したくなかった。

下水道供用開始に伴いリフォームを計画。
当初、初見で見ていただいた方には、『あ〜だいぶ古いですね。これは解体して建て替えた方が安価でできそうですね。』と、計画が始まるも、お施主様は。。。

永年暮らした家、愛着がありできればこのまま生かしてあげて暮らしたい。
と。
これを生かしてリフォームしたいが、解体して新築する方が安く上がるんだろうか。。。?
と、ご相談があった。

確かにリフォームは、施工の手間がかかるため予算は新築より高めになるかもしれません。
しかし予算に合ったリフォームをすることはできるんではないでしょうか?
と、お答えすると。

ではリフォームで計画をしてみていただけますか。と始まったリフォームプロジェクト。

お施主様にとっては、気に入った仕上がりとなったようだ。

全体の予算等々のこともあり、既製品も多く使用しながら、工事を進めていただいた。

カッコよく見せるようオーダーで作る。というデザイン側のエゴを捨て、
お施主様の喜ぶ方向と
施工手間のコストが上がらないよう施工側の動きやすいことに集中し、工事を進めていただく。
それでも施工側に無理をいったかもしれないが、
現場でよくあるピリピリ感はあまり感じられず、
着工から竣工まで
お施主様も施工側も終始笑顔で運んだ現場であった。
建物自身もどこか喜んでくれているように感じた。
またこのあと数十年ここの家族の歴史を見守ってくれることでしょう。

施工:株式会社松井建設

before:風雨にさらされる土壁

after:板金仕上げで安価に抑える

before:暗い部屋 左には上げ下げ階段で2階に。。。

after:あれだけ暗かった部屋がこんなに明るくなるの?

あれだけ暗かった部屋がこんなに明るくなるの?
2階となっていた床板を撤去し吹き抜けにし小屋組を見せるとこんな感じに。
換気フードのダクトもスケルトンで。

before:暗い廊下部分

改修改修が繰り返された様子で、ほぼ塞がれた状態。
間仕切りは簡易に組まれていた。
それが、施工手間を省けたのかもしれない。。。

after:明るくなった廊下

将来車椅子生活となった時でも転回できる部分を確保し、脱衣とトイレは介助できるよう少し広めにとっている。
また玄関近くに配置し、介護サービスを利用した際でも容易に利用できる。

before:2階物置への上げ下げ階段

旧民家にはよく見られる上げ下げ階段。これは便利である。
一部2階は残すとのことで、この上げ下げ階段を有効に使い蘇らせてあげたかった。

after:蘇った上げ下げ階段

旧の上げ下げ階段を利用し、少し違和感があるだろうかと心配していましたが、全く問題ありませんでした。むしろマッチしていました。

after:蘇った上げ下げ階段 上げたらこんな感じ

一部既存2階部分は物置スペース。あまり上がり下がりの利用がなく荷物の出し入れ程度での利用のため、既存建物についていた階段を再利用。ここに蘇っていただきました。

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